アクセス解析で大事なのはフィルタリングやセグメントで隠れた情報を見つけること。


なんだかんだでブログをちょいちょい書いています。
大した内容は書けないけれど、おかげさまでそれなりにアクセスは上がってきています。
先月も過去最高のアクセス数を記録しましたが、それが問い合わせとか売り上げとかに直結してるわけじゃないのでホームページの営業力が比例して上がっているわけじゃないけれど、アクセスが上がるとモチベーションも持続する。
SEO意識した記事は書くのに時間がかかるから、最近は思いついたことを書くことが多い。
思ってることを書くだけなので比較的楽だけれど、それでも何を書くかには毎日迷うね。

アクセスは増えているけれど、問い合わせにつながっているわけじゃないということを書きましたが、
アクセス解析において表面上の数字に惑わされないようにしましょう。
アクセス解析で見るところは解析ツールに入ってすぐのアクセス数や離脱率とかでしょう、
たいていの人はそこだけを見て、アクセスが上がった、離脱率が下がったとかで喜びます。
何もフィルタリングしていない総合データはほとんど役に立ちません。

初期状態でのアクセス数や離脱率などの指標はあてにならない

単純なアクセス数とか離脱率は、それを元に改善策を出せるようなものではありません。
そこにはいろいろなデータが混じっているので、あくまでそれは平均値の傾向というだけです。
平均値ってすごくあいまいな指標で、平均化することで変化を隠してしまう事すらあります。
例えば、A君とB君のテストの点数が30点、70点だったとしたら平均点は50点。
次のテストで、A君は全然勉強せずに10点、B君は頑張って90点取った。
ただし、2人の平均点は同じく50点。
そんなのあたりまえのことだと感じるけれど、これが複雑なデータがまじりあうとそれがわからない。

よく話題になる平均年収なんていうのもあてにならない。
いろんな業種がまじりあっているのにその平均と自分の年収を比べたって意味がない。
同じ業界だったり同じ勤続年数だったりで比較しないと自分がどのあたりにいるのかはわかりません。

ということで、アクセス解析でも不要なデータを取り除きましょう。

フィルタリングやセグメントでもっと詳しく

データをある条件で絞り込むことをフィルタリングとかセグメントとか言います。
条件を限定して、データを分解することでより正確な情報がわかります。

弊社のサイトは1年単位で見るといい感じでアクセスが伸びています。
アクセス数
大したことないアクセス数で恥ずかしいのですが、まあ人が全然来てないわけではない。
少なくとも1日に1000人位は来てもらえるようにならないとメディアとしてはまだまだ影響力が少ないと思っています。

で、アクセス数増えてさぞかし問い合わせも増えているんじゃないかしらって思われるかもしれませんが、そうでもありません。
コンバージョン数
問い合わせは電話が多いのでこれだけではわかりませんが、
恥ずかしいので数字隠しましたがまあグラフの感じから見て相当少なそうですよねw。
アクセスがこれだけ上がったのに問い合わせにはほとんど関係ない、なんでか!?

そもそもアクセスが増えているのはブログだけで、ホームページ制作を目的に来ている人が増えているわけじゃないんです。
アクセスの比較
オレンジが純粋に制作会社のホームページとして訪問されているもの、ブルーはブログを見に来た人。
これは衝撃的!アクセスがこんなに増えてるのに増やしたいオレンジの数字は上がっていない!全くだ!

ブログをやることを推奨して、SEOにはブログですよーってこのブログでも毎日言っていますが、実態はこうなんです。
ブログをやればSEOになりますよー、私がサポートしますよー!なんてお客さんに言いながら、
上がりましたよね、よかったですねーとお客さんの機嫌をとってお金をせしめているのがばれてしまった・・・

ですが、このブログのアクセスは決して無駄ではありませんよ、いや本当に。
それについては、この辺の記事を読んでください。
ブログのアクセスを増やすことは自分だけのメディアを持つということ。
ブログはやっぱり最強?SEOでアクセスアップとコンバージョンアップの両方に効果があった。
記事のテーマに応じて切り口変えてるので、言ってることと違うじゃんかー的な矛盾点あるかもですが、目をつぶってください。

本題からはそれましたが、つまりはアクセス数が増えたからといって見込み客が増えたわけじゃなかった、
だから問い合わせだってあまり増えてない、というか減ってる?

アクセス数が上がった下がったじゃなくて、しっかりと中身を把握して運用していきましょう。
そうじゃないとやるべき方向性間違っちゃうので気を付けましょう。

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