GoogleやYahooのサジェストでネガティブなキーワードが出たらどうしたらいい?


こんばんは、今日はいつもの電車に乗り遅れたので天満橋でブログ。

最近いろいろとホームページの運用をお願いされることが多い。
今週は半分以上は運用のは話で打ち合わせ、制作もしないといけないのにほとんどが打ち合わせで作業できない。
引き続き社員募集中です、こんな小さな会社でもやってやろうと思う人はぜひ。

ごくたまーに、サジェスト機能のネガティブキーワードを消してくれっていう依頼があります。
今回もそんな相談をされまして、どう対応するか様子見しているところですが、
サジェストにネガティブなキーワードが出たときの話を書いておきます。

サジェスト機能って何?

GoogleとかYahooとかで検索の際に、キーワードの組み合わせを予測して表示してくれるこんなやつ。
yahoo
これがサジェストっていう機能。
もちろん、会社にとって悪い情報も出ます。
yahoo
なんとこんなところにも、
yahoo
yahoo

どういう仕組み?

基本的には検索回数の多いものがサジェストとして出ているようです。
もちろん、他の要素も多いでしょうけど主に検索回数を見ているよう。
なので、意図的にサジェストキーワードを操作することも可能。
便利だけれど、これを悪用すればライバル会社の検索時のサジェストに良くないキーワードを表示させることができます。
例えば「ブラック、詐欺、ぼったくり」などをライバル会社のサジェストキーワードとして一緒に出せれば、ライバル会社のイメージを下げることができますね。

ワイコムのような小さな会社でも、これまで何人かに相談されましたので、
こんな陰湿な手口でライバル会社を妨害している会社がこんなにもいるんだなと悲しくなりました。

こんな場合どうやって対応したらいいの?

どれだけまじめに仕事をしてお客さんにも喜んでもらっていても、
ライバル会社にこのように悪用されると、検索時のイメージダウンは免れません。
とはいえ、それを防ぐこともできないので、表示されたらそのままかというとそうでもありません。
サジェスト機能のキーワードには表示される数が決まっていて、要は検索が多い上位何件が表示されているわけです。
なので、ネガティブなキーワードが流れたら、それを超える検索回数で良いサジェストキーワードで埋め尽くすということをします。
一時的にはこれで消えるんですが、犯人がそれ以上にまたやってきたらまた出てくるわけ。
そんなごとに対応していたらきりがないです。
サジェスト対応のサービスも探せばたくさんありますが、どれも安くはありません。
その都度やっていると、お金ばかりかかってしまってそれこそ相手の思うつぼ。
犯人とお金の消費をしあうだけです。

かといって、検索エンジンもどれが正確かというのを判断するのは難しいわけで、
悪いキーワード=いたずらとも言えなく、客観的な判断基準で表示させているに過ぎないのです。
こういった問題はたくさん起こっているはずなので、検索エンジンも放ったらかしにはしていないと思いますが、実際にいまだこういった問題は存在しています。

ちなみに、あなたの会社が本当にブラックだったりぼったくりだったりすれば、
それを消すのは容易ではないです。
さっきの画像のように、ワタミでブラックなんかはよく話題になるのですぐ出てきました。
不特定多数の人が検索するキーワードの回数を考えると、それを消すのはほぼ無理でしょう。
その場合は、ブラックでないことを行動で示していくしかないですよね。

Yahooのサジェストは短期的なサンプルで評価している

GoogleとYahooは検索のシステムはどちらもGoogleのものを使っていますが、
サジェストについてはそれぞれ独自のアルゴリズムで動いてます。
発表されているわけじゃないので正確な情報かどうかはわかりませんが、
Yahooに関しては比較的短期間の検索動向からサジェストキーワードを選んでいるらしい。
なので、Yahooに関していえば放っておけば比較的早くにネガティブキーワードが消える(かもしれない)。
実際に弊社のお客さんのサジェストでは3つの大きなネガティブキーワードがありましたが、そのうちの1つは1週間で消えて、残りのキーワードも順位を下げています。
1か月ほど待てば消えるかも、と現在様子見中です。
犯人が暇な人であれば、定期的にキーワードを上げてくるかもしれませんが、まずは様子見です。
これで消えれば一時的なもので終わります。

ネガティブキーワードを選んでみよう

サジェストでネガティブキーワードを選んでみてください。
たいていはサジェストには出てくるけれど、検索結果にそれに相当するようなものは検索されないはず。
よほど恨まれている場合は検索結果にもしっかりとページを残してくるかもしれませんが、そこまでする人は今のところいません。
サジェストでネガティブなキーワードが出ると印象が悪くなるのは確かですが、きちんと調べてもらえればその誤解も解けるはず・・・とはいえ、第一印象大事ですしね・・・この辺の検索結果もサジェストキーワードの判断基準に入れたらいいのにと思います。
もう入っているのかもしれませんが、うちのお客さんではネガティブなキーワードで実際に検索してもそんな記事は一つも出てこなかった。
そんな場合はスパムキーワードって判断してほしい!

結局有効な方法は見つからず

結局、今のところ有効な対処法はありません。
GoogleやYahooに通報して消してもらうという方法は無くはないですが、
それが意図的な悪意を持ったキーワードであることを示すのは難しい。
簡単には消してくれないでしょう。

専門業者にお金を出せばネガティブキーワードを消すことはできますが、また再表示される可能性もありますし、
その都度お金を出して消すという対処をしないといけません。
一回対応するのに数万円かかります。
また、GoogleやYahooが認めた方法ではなく、スパムにはスパムで返すみたいな方法なのでおすすめもできません。
犯人がいたずら程度でやったものであれば、一度消せばもう出てこないかもしれません。
もし、しつこい相手であれば何度でも再表示させてくるだろうし、お金をどんどん使えばそれはそれで相手の思うつぼ。

Yahooであればしばらく放っておきましょう。
Googleでも検索トレンドをもとにサジェストを出しているはずですので、
根拠のないものであれば放っておけばいつかは消えてしまいます。

手順としては、
まずは検索サイトに削除の申請をしてみて、
消してもらえなかったら消えるのを待つか、お金を出して消してもらいましょう。

今のところこの程度の対処しかないと思います。
あとは、ケースバイケースでそのキーワードにおける悪影響の度合いを調べて、
お金を出してでも消してもらうべきかを考えましょう。
最終的にはサジェストの機能改善を期待するしかないですね。

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